ふつうに良かった映画とは…
おはようございます!店員Kです。
今回は「今週のお題」というものに挑んでみたいと思います。
今週のお題は「ふつうに良かった映画」
あくまで「ふつうに良い」という」ところが肝です。
難しいですね。ちょっと考えてきます。
(15分経過)
…決めました! メル・ギブソン監督のパッションです。
構想に12年という歳月をかけた一大巨編。新約聖書の内容に基づき、紀元前一世紀のイェルサレムを舞台に、キリストが磔刑に処されるまでの12時間を克明に描かれています。この映画の製作に監督であるメル・ギブソンは、構想12年、私財2500万ドルを費やしたそうです。監督の熱意が伝わりますね。
キリストのイメージが、漫画「聖おにいさん」で色濃くつけられてしまった私には、漫画で出てきたネタが出るたびに「しゅはきませり~♪」と歌うイエスが頭に浮かんでしまいます。
話が逸れましたが、この映画の一番の見せ所はやはりキリストが拷問にかけられるシーンでしょうか。「SAW」シリーズなどでグロシーン耐性がある程度できている私でも、目を背きたくなってしまいました。公開当時には、拷問シーンがあまりにもリアルだったために観覧中の女性が心臓発作で亡くなってしまったこともあったそうです。そりゃないぜ。映画は好きですが、映画で死にたくはないものです。
そして内容が内容なだけに、公開当時は世界中で様々な反響があったそうな。公開から約10年たった今、宗教関係のテロや弾圧により世界中が揺さぶられていますが、テロなんかよりも映画で世界を揺さぶってほしいものですね。
この映画のよかった点といえばやはりラスト。キリストが死ぬ間際に残したセリフがそれはもうグッときます。気になられた方は是非見てくださいませ。
ただ、普段日本語吹き替えで見るという方はご注意を。この映画、監督の意向によりラテン語とアラム語でしか見る事が出来ません!普段吹き替えでしか見られない方も、この機会に字幕に挑戦されてはいかがでしょうか。
ご来店、ありがとうございました。